構造計算グレー本とは

構造計算グレー本とは、表紙がグレーなこの本の事です。

 

 

「財団法人日本住宅・木材技術センター」が出している本の事です。

 

木造構造計算のバイブル本です。

 

 

木造軸組工法の概要、構造的特徴とモデル化の考え方から、

 

荷重・外力の算定、木材の選択方法まで最新の法令に基づく

 

構造設計及び構造計算方法が解説されていています。

 

 

初版は1988年で、これまで2001年と2008年2回改定が有りました。

 

正確には1988年のものを『青本』
2001年のものを『旧グレー本』
2008年のものを『新グレー本』と言います。

 

 

 

一般的には新グレー本の
木造軸組工法住宅の許容応力度設計2008年版)
事を新グレー本と2001年のものを旧グレー本と言っています。

 

3回に改定は、青本から旧グレー本の時は、阪神淡路大震災の教訓から

 

 

床を水平構面として、地震力などの水平力を受け

 

下階の耐力壁に伝達することを考慮した事です。

 

 

ただし旧グレー本は複雑で分かりずらかったため、

 

旧グレー本が出ても青本と旧グレー本を両方を持たざる得ない状況でした。

 

その旧グレー本の分かりずらさを解消したのが新グレー本です。

 

第1章

構造計算の考え方と適用条件

1.1

構造計算ルートと法的位置づけ

1.2

木造軸組工法の概要

1.3

木造軸組工法の構造的特徴とモデル化の考え方

1.4

構造計画と構造設計上の注意事項

1.5

本書の適用範囲

1.6

木造軸組工法の構造安全性検討必要項目

1.7

用語の定義

第2章

標準的な仕様に対する構造設計法

2.1

材料および構法の仕様

2.2

荷重・外力の算定

2.3

令46条関連の計算

2.4

水平力に対する許容応力度計算

2.5

鉛直荷重と局部荷重に対する許容応力度計算

2.6

地盤と基礎の計算

2.7

屋根葺き材の検討

2.8

仕様規定と構造計算の検討必要項目チェックリスト

第3章

モデルプラン1の構造計算書

3.1

モデルプラン1 平面図、立面図

3.2

モデルプラン1 構造計算概要書

3.3

モデルプラン1 構造計算書

第4章

特殊な仕様や形状に対する構造設計法

4.1

面材張り耐力要素の詳細計算法で用いる釘配列諸定数の計算

4.2

面材張り大壁の詳細計算法

4.3

面材張り真壁の詳細計算法

4.4

面材張り床水平構面の詳細計算法

4.5

面材張り勾配屋根水平構面の詳細計算法

4.6

柱頭柱脚接合部引抜力の詳細計算法

4.7

特殊な形状に対する検討方法

4.8

ルート2の構造計算等

第5章

モデルプラン2の構造計算書

5.1

モデルプラン2 平面図、立面図

5.2

モデルプラン2 構造計算概要書

5.3

モデルプラン2 構造計算書

第6章

試験方法と評価方法

6.1

総則

6.2

木材の選択方法

6.3

鉛直構面及び水平構面の剛性と許容せん断耐力を算定するための試験

6.4

筋かい端部接合金物等の同等性能を評価するための比較試験

6.5

継手・仕口接合部の試験

6.6

面材くぎ等1本あたりの一面せん断耐力要素を算定するための試験

6.7

根太−梁及び垂木−軒桁接合部のせん断耐力を算定するための試験

参考資料1

耐力壁・水平構面の実験データ

1

耐力壁の実験データ

2

水平構面の実験データ

参考資料2

木造軸組工法関連法規

建築基準法

建築基準法施工令

建築基準法関係告示

住宅の品質確保の促進等に関する法律関係告示

国土交通省住宅局建築指導課長通知(技術的助言)
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